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ということで今回は、"水"でクールダウンするイベント「打ち水大作戦2008」の開幕イベントに参戦してきました。

イベントの会場は、おじいちゃん・おばあちゃんの聖地、巣鴨。とげぬき地蔵尊・高岩寺の境内と巣鴨地蔵通り商店街で、暦の上ではもっとも暑さが厳しい日とされる「大暑(たいしょ)」の7月22日、みんなで一斉打ち水にチャレンジです。

「ところで、打ち水大作戦って何?」という人のためにちょっとご説明。
打ち水は、お風呂の残り湯などを庭や道路に撒いて暑さを抑える日本の伝統的な生活習慣。その打ち水をイベントにしてしまった「打ち水大作戦」は、みんなで同時に水を撒くことで都心のヒートアイランド現象を和らげようと、6年前、東京からスタートしたプロジェクトです。年々参加者も増え、去年はとうとう全国1000万人を突破!
計算上、今や日本国民の10人に1人は打ち水の経験者になるのだそう。さらにその勢いは留まるところを知らず、2005年には日本を飛び出しフランスのパリでも開催されて世界を巻き込むムーブメントにまで成長しているのです。

打ち水大作戦・作戦隊長の池田正昭さんにお話をうかがったところ、6年目を迎え反響は大きく、「今や地球温暖化の切り札の一つとして期待されていることを実感している」とのこと。「今後は"ご近所"にも声掛けをしてもらって、薄くなってしまった地域コミュニティーの活性化に貢献していきたい」と語ってくれました。
涼しくなって、コミュニティーの輪が広がって、そして何より楽しい打ち水。
そんな古くて新しい打ち水に今後ますます注目が集まりそうです。

一斉打ち水直前の開幕イベントでは、元環境大臣の小池百合子さんほか関係者による挨拶もありました。
環境問題に熱心な小池さんは、こうして毎年イベントに参加されているのだそうです。

正午ジャスト、いよいよ一斉打ち水のスタートです!
通りを歩く買い物客も参加して、ヒノキの間伐材でできた桶を片手にピシャッと水を撒くと、白く焼けていた地蔵通り商店会のアスファルトがみるみる黒く光っていきます。

こんなに小さな子も!一生懸命撒く姿を見ているうちに、ふと、どこからともなく涼しい風が......。そう、これが打ち水効果なのです。
道路に撒かれた水はすぐに蒸発を始めます。この蒸発が上昇気流をつくり出し、風が起こるという仕組み。そしてこの蒸発はもうひとつ、周囲の熱を奪ってくれる役割ももっているのです。だから涼しくなるんですね。
ちなみに、涼しさを定着させるため同じ場所に続けて2回打ち水するとさらに効果的です。
この日、一斉打ち水を開始するまえの現地の気温は37.2℃。それが約20分後にはナント34.2℃に!
こうなると、「ただ水を撒くだけ」の打ち水の効果も侮れませんよね。

打ち水を自分でもやってみたい!という人のためにポイントをいくつかご紹介。撒くタイミングはカンカンに暑い昼間ではなく、朝と夕方の涼しい時間帯がオススメです。場所は日向のほか日陰でも効果アリ。また道路だけでなく、家の壁やベランダ、屋上、室外機などにも撒いてみてくださいね。そして必ず守ってほしいのが、水道水を使わないこと。お風呂の残り湯といった二次利用水や雨水を使いましょう。

今回のイベントで大量に撒かれた水は、品川駅付近の水再生センターで処理された二次利用水。首都高速道路株式会社のトラック「うちみず君」が運んでくれました。「うちみず君」の後部タンクに入る水の量は7000リットル。今日はイベント用に2000リットルが運ばれ、巣鴨地蔵通り商店街にみんなの手で撒かれたというわけです。

お話を伺った首都高速道路・西東京管理局の本多将之さんによると、この「うちみず君」は高速道路で清掃の際に使う散水車を改良したもの。3年前から打ち水大作戦のお手伝いをしているのだとか。作戦展開中は週に1回、交通渋滞を起こさないようにクルマの少ない日曜日の昼間に首都高速道路に散水(打ち水)して温暖化防止のために貢献しているそう。「路面温度が3.5℃ほど下がるのでドライバーに涼しさを感じてもらうという目的のほか、うちみず君に遭遇することで打ち水を思い出して家で撒いてもらうという二次効果も期待しています」。

Sascha(サッシャ)も展示中の「うちみず君」に乗せてもらいました。さっそく目に飛び込んできたのは、運転席横にあるスイッチの数々。運転しながら、たくさんある散水コックの開閉をここで操作しているのだそうです。運転手さん、スゴイ!

涼しげな打ち水、いかがでしたか?
家庭や会社でも、家族や仲間とぜひチャレンジしてみてくださいね。
今回の打ち水イベントの様子は、J-WAVEでもおなじみのSascha(サッシャ)がナビゲーターを務めるpodcast「東京 Slow style Radio」でもお楽しみいただけます。
次回もどうぞお楽しみに!









