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訪れたのは、横浜は山手。200年以上にわたる鎖国の時代を経て外国人居留地として栄えた山手には、流入してきた諸外国の文化に沸いた当時の面影が静かに残ります。新しい文化がやってきたということは、日本にとっては初めてのこともたくさん。ですからこの地域には「日本初」がとても多く、そんなところも今回の散策の見どころの一つです。
それでは!幕末からにぎわった、横浜山手をめぐる旅の始まりです。

今回のスタート地点は、JR京浜東北線・根岸線の石川町駅から徒歩7~8分ほどのところにある「イタリア山庭園」。
敷地内にあるこの洋館は、アメリカン・ヴィクトリアン様式を基本とした外交官の家。オリジナルは残念ながら関東大震災で崩壊してしまい、今あるこの建物はナント渋谷区南平台にあった明治政府の外交官・内田定槌(さだつち)邸を移築したものということですが、当時を伝える雰囲気はそのまま残されています。

せっかくなので洋館の中も拝見。情緒ある格調高いしつらえに、ただただ感嘆です。今の時代の時の流れとは違う、ゆったりとした時間が流れているように感じます。
ここ内田邸を含め、山手には7つの洋館が現存しています。その多くは無料開放しているので、ぜひ覗いてみてくださいね。

さて、ガイドブックとにらめっこしながら散策するのも楽しいものですが、今回はもっとフレキシブルに、そしてガイドブックには載っていない情報・知識まで得られる!ということで、横浜のプロガイドさんに散策のお手伝いをお願いしました。
横浜シティガイド協会・理事の土方明美さん。横浜はお任せあれ!のベテランです。

土方さんの案内のもと、次に訪れたのは、国の名勝にも指定されている「山手公園」。1870年開園当初のままほとんど手が入らず形をとどめている点が、名勝に指定された理由のようです。広さ6,700坪の起伏に富んだ園内は、何度訪れても飽きることのない表情を四季折々に見せてくれます。
ちなみにここ山手公園は、当時から「とにかく必死で働く」ことを美徳としていた日本に、「公園」というレクリエーションの概念を持ち込んだ最初の場所と言われているのだとか。
この日も、さわやかな秋の昼下がり、地元の方々がテニスをしたり散策をしたりと思い思いに過ごしていました。

実はここ山手公園は、公園発祥の地であるのと同時に、テニス発祥の地でもあります。園内には「テニス発祥記念館」もあり、その貴重な歴史を知ることができます。
写真は当時のテニスウエア。コメントするまでもなく、驚き感心するばかりです。

山手には数多くの教会も残されています。それぞれの国の宗派に沿って少しずつ趣も違っているのが特徴。ここ「カトリック山手教会」は日本最古のカトリック教会といわれ、厚い信仰を集めているのはもちろん、日本一美しい教会として建築的見地からも人気があります。

ちなみに、庭に佇むこのマリアさまは1868年にフランスから贈られたもの。
震災や大戦を免れ、ずっと山手を見守ってきました。

「ベーリック・ホール」は、1・2階を合わせた述べ床面積が約200坪という広さ。スパニッシュ風の建物と内装は女性に大人気なのだとか。2000年に廃校になったセントジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として活用されていた頃に「ベーリック・ホール」と呼ばれるようになったといいます。

「エリスマン邸」は白い壁とペパーミントグリーンの戸袋・屋根が爽やかな印象の建物。歴史的建造物として開放しているほか、オシャレなカフェも併設しているので、散策の合間の休憩スポットとしてしばしくつろいではいかが?

2つの洋館からそのまま足を延ばすと、有名な「山手外国人墓地」、通称「外人墓地」が見えてきます。墓地に抱くイメージとは異なり、とても爽やかな印象です。よく見ると、墓石にあたる部分が一つひとつ違っているのに気づきます。土方さんによれば、「眠っている方々の出身国が違うため」とのこと。まるで、さまざまなモチーフが設置された公園のようですね。

墓石の上では、のんびりくつろぐネコの姿も。なんだかほほえましい。

イタリア山庭園から始まり、山手本通り沿いに歩いてきた今回の散策。最終地点は「港の見える丘公園」です。
名前の通り、ベイブリッジをはじめランドマークタワー、大桟橋など横浜の港を一望することができます。
敷地内には、イギリス総領事館として活躍していた「イギリス館」や、手つかずの自然がそのままの「フランス山」、5月・10月に見頃を迎えるローズガーデンなどがあり、見どころも満載です。
山手の散策は異国情緒たっぷり。日常の時間の流れとは違った時を過ごすことができました。ご案内いただいた土方さん、ここではご紹介しきれない数々の興味深いお話、本当にありがとうございました。
横浜を訪れる際は、山手地区はもちろん、みなとみらいや関内地区など、どこでもバッチリ案内してくれる横浜シティガイド協会さんにぜひ連絡をしてみてください。
ただ歩くだけでは味わうことのできない横浜の奥深さを体感することができますよ。
横浜シティガイド協会HP http://www.ycga.com/
電話・FAX 045-662-2560

さて、山手を離れ、やってきたのは首都高大黒パーキングエリア。多くの車とドライバーがひとときのくつろぎを得る、海上のリフレッシュ・スポットです。
実はここ大黒パーキングエリアでこの秋、立て続けにイベントが開催されるとのことですが......。

首都高速道路(株)神奈川管理局の佐藤源(もとし)さんにお話を伺ったところ、開催されるイベントは2つ。9月27日(土)開催の「お客さま感謝デー in DAIKOKU」、そして10月10日(金)から12日(日)の3日間で開催される「首都高エコ・ロマンティックパーキング」です。
「お客さま感謝デー in DAIKOKUでは、秋の全国交通安全運動キャンペーンとして本物の白バイやパトカーに乗車していただけるほか、金沢動物園からヘラクレスオオカブト等の特別参加もあり、さらに抽選で素敵な賞品が当たるスタンプラリーを行います。一方、10月の首都高エコ・ロマンティックパーキングは、楽しいトークショーやエコドライブ体験の実施なども企画していますので、ぜひお越しください」とのこと。

今年もきっとすばらしいイベントになるに違いありません。みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
お客さま感謝デー in DAIKOKU http://www.shutoko-sv.jp/spp/suisui/event05.html
首都高エコ・ロマンティックパーキング - 詳細は後ほど、首都高HPでご案内します
それでは次回、10月31日の更新もどうぞお楽しみに!
























