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木々の葉っぱも色づいて、秋を感じるこの頃。読書の秋、食欲の秋などいろいろありますが、やっぱり秋はスポーツ!カラリと爽やかな陽気に、体を動かしたい衝動にかられます。一方、我を忘れて熱が入ってしまう"観戦"もスポーツの楽しみのひとつ。記憶に新しいところでは、数々の感動を届けてくれた「北京オリンピック」もありました!
テレビに映る華やかな競技の舞台はもちろんのこと、その裏側はどんなふうになっているのか、昔のオリンピックってどんな感じだったのかなどなど、ちょっぴり気になりませんか?
今回は、歴代オリンピックをはじめ、スポーツ全般における資料の展示が見られる、「秩父宮記念スポーツ博物館」を訪れました。 「秩父宮記念スポーツ博物館」がある場所は、なんと国立競技場の敷地内。
4分の1の面積を有しているというから驚きです。
ここでは、"スポーツの宮様"として親しまれた秩父雍仁(やすひと)親王のスポーツ界に対する功績を記念して開設され主にオリンピックとスポーツの歴史全般を扱っているとのこと。
世界的に見ても珍しい展示物がたくさんあると聞いて、スポーツが大好きなナビゲーターSaschaも、入館前からわっくわくです。

最初の展示はこちら。五輪マークが鮮やかな、歴代の日本選手のユニフォームとトーチの展示コーナーです。見慣れたユニフォームから、軍隊を感じさせるちょっとレトロなものまでいろいろありますが、注目すべきはトーチの形。
技術の進歩でずいぶんと進化してきたようです。変わっているのは私たちの暮らしに身近な電気製品ばかりではないのですね。

1896年にアテネで開かれた、記念すべき第1回オリンピックの優勝メダル。今でこそ優勝は金メダルですが、当時(第1回から第3回まで)は「優勝」が銀、2位が銅のみ。また、今では左回りが常識となっている陸上トラックも右回りだったというから驚きです。日本は残念ながら、未参加でした。

胸の日の丸がドーン!と印象的なこちらは、日本がオリンピックに初めて参加した時の陸上競技用具。三島弥彦選手のユニフォームとスパイクです。この時出場したのは三浦選手を含め陸上選手が2名、役人2名の4名でした。1912年の第5回ストックホルム大会ということですから、今から96年前、約1世紀も前のことになります。

続いて、第10回ロサンゼルスオリンピックに出場した際の男子競泳水着。レスリングのような全身のつなぎです。
水の抵抗を少しでも減らそうと日々開発が進む競泳用水着にも、こんな時代があったとは! しかも素材はシルク。デザインといい、素材といい、リバイバルでいま流行してもおかしくない!?

日本「初」のメダルの数々をご紹介。まずは、1920年にベルギーはアントワープで開かれた第7回オリンピックで、日本人が初めてとったメダルです。単複のテニスで熊谷一弥選手が銀を獲得。この回は、五輪旗が初めて採用された年でもあります。

やってきました!東京オリンピックのコーナー。
当時のユニフォームやメダル、パネルなどから空気感が伝わってきます。博物館のある国立競技場で幕を開け、日本のお家芸、柔道が正式競技に決まり、それまでは200名に満たなかった日本からのオリンピック参加選手数も、この年一気に355名へと増えています。

東京オリンピックは1964年に開催されているのでSaschaはまだ生まれていませんが、日本で開催されたオリンピックというだけで興奮気味。
館内に展示されている、東京オリンピックで実際に使われた表彰台に昇り、メダリスト気分を満喫です。


そんな北京オリンピックの展示の一角に、こんなものを見つけました。何だと思いますか? 1991年にアメリカのマイク・パウエル選手がここ国立競技場で出した、走幅跳の世界記録です。手前の白い白線から伸びる赤いテープは、なんと8メートル95センチ。大股で歩いてもかなりの距離であることがわかります。訪れた際はぜひ歩数を計ってみてくださいね。



今回取り上げたオリンピックの以外にも、秩父宮記念スポーツ博物館では貴重なスポーツの歴史が多数展示されています。剣術の練習具やスキー、サッカー、野球、卓球などさまざまな競技用具の変遷、第二次世界大戦後のスポーツ再建のあゆみなど、他ではなかなか目にすることのできない興味深いものを目にすることができました。

わかりやすい解説で博物館の魅力をたっぷり伝えてくださった、主任専門職の伊藤敬さん。「少ないメンバーで切り盛りして頑張っています。当博物館は、国立競技場が完成した翌年の1959年に開設されて、来年で50周年を迎えます。大々的なイベントも企画していますので、その際はみなさん、ぜひお越しください」とのこと。今ならまだ、「こんなイベントも企画して!」なんていうリクエストも聞いてもらえるかも!?
また、併設されているスポーツ図書館には、スポーツ関連の書籍が3万冊、雑誌に至っては400誌、6万冊の蔵書が揃えられています。もちろん雑誌のバックナンバーもすべて保管してあるので、博物館の帰りに立ち寄ってみてはいかが? 海外のスポーツ誌など、興味深い蔵書もあって楽しめそうですよ。

建設建築関係者をはじめ様々な人が現場見学に訪れるなど、「東京オリンピックが国民的なお祭りなら、首都高建設は技術的なお祭りでした」とふり返ります。井口さんをはじめ、多くの人の支えあってこその東京オリンピックだったのですね。
いかがでしたか? 今回の秩父宮記念スポーツ博物館訪問の様子は、ナビゲーターSaschaがお届けするインターネットラジオ『東京 Slow Style Radio』でもお楽しみいただけます! ここではご紹介していない珍しいメダルほか、スポーツトリビアたっぷりでお届けしています。ぜひお聞きください。












