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寒さが一段と厳しくなり、木枯らし吹く季節がやってきました。この時期は、クリスマスにお正月...とイベントが目白押し!"洋"と"和"が忙しくやってくるわけですが、近年、"洋"の人たちに大人気の"和"の伝統文化があるんです。それはナント・・盆栽!盆栽の聖地ともいわれる、さいたま市北区の「さいたま市大宮盆栽美術館」を訪れて、盆栽の魅力をたっぷりお伝えします。後半は、首都高は埼玉大宮線の与野ジャンクションにある"与野利便増進施設"を訪れます。名前からいろいろと想像してしまいますが、いったいどんな施設なのか、楽しみです!
最後には、恒例のプレゼントもありますので、どうぞお楽しみに!

やってきたのは、名木といわれる盆栽の数々が展示されている"さいたま市大宮盆栽美術館"です。ロビーに入ると、日本人はもとより諸外国から盆栽を見るためにやってきた人たちでごった返しています。ウワサには聞いていましたが、その人気ぶりにあらためて驚いてしまいます。来館者の熱気に負けないよう、盆栽に熱~い視線を注ぎにさっそく館内をめぐってみたいと思います!

まずは、盆栽美術館に勤める盆栽技師・森隆宏さんにご案内してもらい、様々なタイプの盆栽が展示されている「コレクションギャラリー」で、盆栽の楽しみ方を教えていただきます。

こちらは「獅子頭」という品種のもみじ。葉のねじれた形状が唐獅子の巻き毛を思わせることから名づけられたそう。森さんによると、この作品は根っこの部分が山のように盛り上がり、そこからたくさんの幹や枝が複雑に広がっている点が見どころとのこと。葉が落ちている今、幹や枝の姿・美しさが本当によくわかりますね。下からのぞくと、まるで自然界の巨木を見上げているかのような感覚に陥ります。
また、葉のサイズにも注目です。普通に育てると大きな葉に成長してしまいますが、枝数を増やして養分を分散させる、水やりの調整をするなどの方法で小さい葉を付けるよう仕立てていくのだそう。いやはや、奥が深いですね。

「早春の譜」と名付けられた楓。深い切り込みを持つ石にしっかりと根付いたこの楓もまた、八方に広がる繊細な枝ぶりが美しい盆栽です。足元の苔やシダが渓谷にせり出す樹木を連想させ、深い自然の中に身を置いているような気がしてきます。
(1)根張り(ねばり):富士の裾野のように、八方に根を張った状態を良しとする。
(2)幹の動き:ゆすらゆすらと曲がりながら上に向かっていく幹の様子を楽しむ。
(3)コケ順:幹から枝へ、先に行くほど細い様が好まれる。
(4)枝の配置:左右にのびやかに成長し、空間の広がりを感じさせる枝ぶりが良い。
(5)葉の大きさ:幹や枝とのバランスで小さく仕立てる。
なるほど、自然界の理をそのまま小さな世界で表現するところに盆栽の醍醐味があるようです。

盆栽というと一般的にマツを想像しますが、大宮盆栽美術館に展示されている名木を見ていると、樹種は実にさまざまです。モミジやイチョウ、カエデなどのように紅葉が美しい樹種のほか、花や実を楽しむものまであるそう。たくさんの展示の中から、お気に入りのマイ盆栽を見つけるのも楽しいかもしれません。

コレクションギャラリーを出ると、隅々まで美しく手入れされた盆栽庭園が姿を現します。石の上に飾られた盆栽は、どれも凛とした姿でそれぞれに魅力的です。森さんに、おススメの盆栽をいくつか解説していただきましょう。

鉢からあふれ出さんばかりの勢いと、そのくせどこか静寂さを感じずにはいられないこの松は「日暮し」と名付けられた五葉松。その昔、この木を所有していた著名な盆栽愛好家が「この木の姿は一日中見ていても飽きない」と言われたことから名づけられたと伝えられています。森さんいわく、根元から幹が二つに分かれる双幹(そうかん)や、幹の一部が枯れて白くなった神(じん)が見どころだとか。なるほど、静寂さを感じたワケはそんなところにもあったんですね。また、この木のもう一つの特徴は、"顔"が2つあるところ。盆栽の世界では「銘木に表裏なし」といって、表と裏のどちらから見てもすばらしい盆栽が存在するそう。正面から観ても、裏から観ても美しく仕立てられた秀逸の芸術作品なのです。

画像の右と左、まるで違う風景のように見えますが、実は同じ盆栽です。角度や距離によってこれほど違った表情を見せる点もまた、盆栽の魅力といえそうです。

すっくと伸びる幹に力強さを感じるこの木は、津山檜。根元からいくつもに枝分かれする幹を"株立ち"というのに対し、一本まっすぐに伸びるこのタイプは"直幹(ちょっかん)"といいます。くねくねと曲がった幹が多い盆栽の中で、質実剛健なこうしたタイプもすてきですね。

こちらは「千代の松」と題する五葉松。幹の曲がり具合と枝の広がりに魅了されます。

案内していただいた森さん。なんと盆栽技師歴10年!でも森さんによると「まだまだひよっこ」だと言います。70歳、80歳になっても学ぶべきことが多い盆栽の世界。本当に奥が深いんですね。そんな盆栽を初心者が楽しむにはどうすれば良いでしょう?
「高価なイメージのある盆栽ですが、500円~1000円で買える苗木もたくさんあります。愛情を注いで育てていけば、5年、10年ですばらしい盆栽に成長します。ここにあるような名木になることも夢ではありません。ぜひ気軽に始めてみてください」
何でも簡単に手に入る時代だからこそ、時の流れをゆっくり楽しむ盆栽があらためて見直されているのかもしれませんね。

さいたま市大宮盆栽美術館では、盆栽の展示のほか外国人を対象とした盆栽教室、盆栽文化の研究、地域の活性化などの役割も担っているそうです。というのも、ここ大宮盆栽美術館のすぐそばに「盆栽村」という地名を持つ地域があります。ここは昔から「盆栽村」呼ばれており、大正12年の関東大震災で被災した東京の盆栽園がまとまってこの地に移ってきたことが村名の由来です。周辺にはもみじ通りやさくら通りといった植物の名前がついた通りなどもあり、今では四季折々の散策を楽しめる観光地として人気を博しているようです。
「お車で当館にお越しの際は、駐車場が2時間無料となっていますので、盆栽を観ていただいたあと、盆栽村の散策もぜひ楽しんでください」と森さん。ご家族や仲間と、日本の伝統的な芸術作品"盆栽"の世界を堪能してみませんか?
さいたま市大宮盆栽美術館
埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
電話:048-780-2091
開館時間:3~10月は午前9時~午後4時30分
11月~2月は午前9時~午後4時
休館日:木曜日(国民の祝日を除く)、年末年始、展示替え期間
観覧料:一般300円(200円)、高大生・65歳以上150円(100円)、小学生・中学生100円(50円)
※障害者手帳をお持ちの方と、付添いの方1名は半額
※( )内は20名以上の団体料金
http://www.bonsai-art-museum.jp
埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
電話:048-780-2091
開館時間:3~10月は午前9時~午後4時30分
11月~2月は午前9時~午後4時
休館日:木曜日(国民の祝日を除く)、年末年始、展示替え期間
観覧料:一般300円(200円)、高大生・65歳以上150円(100円)、小学生・中学生100円(50円)
※障害者手帳をお持ちの方と、付添いの方1名は半額
※( )内は20名以上の団体料金
http://www.bonsai-art-museum.jp

続いてやってきたのは、埼玉大宮線の与野ジャンクションです。ジャンクションの敷地内に今年9月にオープンしたばかりの"与野利便増進施設"なる施設があるそうなんですが、 どのような施設なのか、さっそく、首都高速道路サービス株式会社 業務第三部の井口嘉朗さんにご案内いただきましょう。

まず見えてきたのが、敷地の南側にある「さんかく屋」ののぼりが立つお店。ここは首都高の商業施設兼イベントブースで、飲み物や食べ物の販売のほか、首都高のサービスエリアで人気の商品なども販売しています。地元さいたま市の農家が育てた農作物を直販するイベントを開催したこともあるそうです。

ところで井口さん、なぜ「さんかく屋」という名前なんでしょう?「まず、建物の形が三角であることと同時に、与野利便増進施設そのものの地形が高速道路に囲まれたデルタ状になっていることから名づけられました」
だから、さんかく屋!なるほど!覚えやすいですね。

約2万平米あるこの土地は、実は首都高のジャンクション予定地なんです。計画が実施されるまでの間、「地域の方々に活用してもらえる場所にしよう」ということで造られた場所。首都高や国道、県道などの車利用の方のみならず、近隣住民の方にも気軽に立ち寄ってもらうため、さんかく屋以外にもいろいろな施設を用意しています。


北側には、ちょっとした買い物ができるコンビニもあります。お弁当を買ってベンチでお昼ご飯を食べたりするほか、ドライブ前の買い出しなどにも便利です。

もちろんトイレも。きれいで広々した多目的トイレは、室内にエアコンも完備されていてお客様に好評です。特に「赤ちゃんの駅」という埼玉県独自の愛称をもつ、授乳やおむつ替えができるスペースがある点もファミリーにはうれしい限り。24時間365日利用できるので、いざというときにも安心ですね。


与野利便増進施設の総合案内所「インフォメーションセンター」です。「リアルタイムで首都高の交通状況がチェックできるモニターもあるので、お出かけ前に立ち寄ってルート確認にご利用ください」と井口さん。ここにも多目的トイレがあるほか、2階には地元自治会などに無料開放している会議室もあります。お近くの方は利用を検討してみてはいかがでしょう?

ご案内いただいた、井口さん。
「与野利便増進施設は、東京方面からですと与野出口をおりて、1つ目の信号を右折、次の信号も右折したすぐ右側にあります。車をご利用の方にはとても便利な施設だと思います。モデルハウスやさんかく屋は水曜日が定休日ですが施設全体は基本的に年中無休ですので、お気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。」
キレイなトイレやちょっとした休憩スペースなど、ドライブの疲れを取るにはピッタリの場所。土日祝日には広場などでイベントが開催されることも多いそうなので、ぜひ訪れてみてください!
さいたま市大宮盆栽美術館や首都高の与野利便増進施設のレポートは、ナビゲーターSaschaがお届けするインターネットラジオ『東京slow style Radio』でもお楽しみいただくことができます。画像と音声を織り交ぜた楽しい番組です。ぜひお聴きください!
公式twitter( @tokyoslowstyle )も要チェックです!取材中の生レポートのほか、次回の取材先のヒントなどもつぶやいていますのでぜひフォローしてくださいね。みなさまのオススメslow styleスポットのつぶやきもお待ちしています!
そして今回も、番組から視聴者・読者のみなさまにステキなプレゼントがあります!ふるってご応募ください!
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次回の更新は2011年1月28日(金)です。どうぞお楽しみに! 【今月のSLOW MUSIC】猫十字社 / everlasting








