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千葉県は行徳にある野鳥観察舎 最近は都心でもずいぶん緑が増えて、小さな生き物を見かける機会も増えてきました。そんな中、声はすれどもなかなか姿を確認できないのが"鳥"。メジャーなハトやカラス、スズメのほかにも、東京近郊には意外とたくさんの鳥たちがやってきているんです。今回は、東京湾に残された貴重な湿地で野鳥の保護を行っている、千葉県は行徳にある野鳥観察舎にお邪魔して、鳥たちの世界をじっくり観察してきたいと思います。

そして後半は、首都高のもつ優れた技術力を活かしたサービス「建物耐震診断」をレポート。地震に強い都市づくりの一役を担うサービスとして、期待大です!
最後には、恒例のプレゼントもありますので、ゆっくりご覧くださいね。

千葉県行徳野鳥観察舎1千葉県行徳野鳥観察舎2
やってきたのは、千葉県行徳野鳥観察舎です。実は地元でも知る人ぞ知る穴場の施設で、保護区としては30年以上の歴史があります。都市近郊ではあまり見られない自生植物で覆われた湿地帯が約55ヘクタールにわたって広がっているそうなので、お近くの方はお散歩コースとしてもいいかもしれませんね。

野鳥観察舎 友の会の野長瀬雅樹さん
今回、施設や野鳥について教えていただくのは、千葉県行徳野鳥観察舎 友の会の野長瀬雅樹さん。野長瀬さんによれば、ここ千葉県行徳野鳥観察舎の保護区には年間約120種もの野鳥が飛来するとのこと。一年を通して出会えるのは、カワウやサギの仲間、そしてカルガモなど。秋から冬にかけてはカモやカモメの仲間もやってくるそうで、それを狙ってオオタカなどの猛禽類も姿を見せてくれます。セイタカシギや猛禽類の狩りも時折見ることができるそう!ぜひ遭遇してみたいものです!

保護区内で見られる鳥のはく製ヘビの抜け殻や昆虫の標本
千葉県行徳野鳥観察舎の建物の中は、保護区内で見られる鳥のはく製や、ヘビの抜け殻や昆虫の標本など多様な生き物に関する展示がされているほか、観察舎ができた経緯や訪れた方々が描いた鳥の絵なども飾られていて見ごたえあり。鳥や生き物に関する子ども向けの書籍も多数そろっているので、夏休みの自由学習を行う場としてもピッタリです。

建物の2階と3階には、合計44台もの望遠鏡が手作りのガイドブック
建物の2階と3階には、合計44台もの望遠鏡がずらーり。野長瀬さんいわく、首都圏の観察施設でこれだけの望遠鏡が用意されている場所はあまりないそうです。そして、望遠鏡の脇には、うれしい心配りも。野鳥を観察するための手作りのガイドブックが設置されています。飛来する主な鳥の特徴などが丁寧に記されているので、特段野鳥に詳しくなくとも十分観察を楽しめそうですね。

サッシャも望遠鏡を覗いてみるとヤマトオサガニの姿も発見
さっそくサッシャも望遠鏡を覗いてみると......水辺に並ぶ竹竿にカワウが数羽、整列している姿が見えます。その先には、杭の上にスッとした姿勢でとまっているコサギの姿。残念ながら画像ではとらえることができませんでしたが、望遠鏡で覗くと、繁殖期に特有の長い飾り羽が頭の上にピョンとはえているところまで、バッチリ確認することができました。少し見る場所をずらして干潟に目をやると、ところ狭しとうごめくヤマトオサガニの姿も発見! 保護区では、一日中レンズを覗いていても飽きることがないくらい、時間と共に姿を変える自然の様々な営みを目にすることができます。

観察舎施設の隣にある建物
続いて、観察舎施設の隣にある建物にやってきました。ここは野鳥の病院。市川市をはじめ、船橋市、浦安市などの近隣市町村のほか、千葉全域、東京、埼玉などからも、ケガをした野鳥がここに運ばれてきます。保護される主な理由は3つ。何かにぶつかって翼や足が折れてしまうケース、ネコやカラスに襲われるケース、そして春から夏は、ヒナが巣から落ちたりして運ばれてくることが多いといいます。その数、年間400~500羽。献身的な治療や介護を受けても、3~4割しか野外に戻ることはできないそうです。

カルガモのヒナセグロカモメ
野鳥病院の小屋の中には、実に様々な鳥たちが保護されています。画像左はカルガモのヒナ。母親が車にはねられ路頭に迷っているところを保護されました。画像右はセグロカモメ。この日、片翼のないセグロカモメも保護されていましたが、こうなるともう野外復帰は不可能。寿命まで、この野鳥病院でお世話をするのだそうです。
長い首が特徴のアオサギアオサギの旅立ち
順調に回復した鳥は、時期がきたら野生に戻します。ちょうど2羽の鳥が放鳥のタイミングにあたるということで、その場に立ち会わせていただきました。1羽目は、長い首が特徴のアオサギ。久しぶりの野外に何を思っているのでしょうか。しばらく様子を見たのち、大きな羽を広げて対岸へ飛び立っていきました。
観察舎施設の隣にある建物
2羽目は、小さくてかわいいムクドリ。鮮やかなオレンジ色のくちばしが特徴のこの鳥は、夕方になると電線などに集まってくる、住宅街でもよく見られる鳥です。約1か月の入院を経て、今日めでたく退院。待ってました!とばかりに、手を放した途端元気に飛び立ち、木立の間に消えていきました。

「野鳥病院から野外に戻す鳥には、足環をつけています。環境省の標識調査の一環で行うもので、放鳥後に観察されたり、ケガや調査などで再度捕獲されたり、事故等で残念ながら死亡した鳥の足環情報から、移動範囲や生息年数などのデータを集めるんです」と、野長瀬さん。こうしたデータの蓄積を、今後の野鳥保護や生物多様性の保全等に役立てていくのだそうです。まだまだわからないことがたくさんある自然の世界も、時間をかけたこうした地道な活動のおかげで少しずつ解明されていくのでしょうね。
観察舎施設の隣にある建物千葉県行徳野鳥観察舎
今回立ち会わせていただいた放鳥は、タイミングが合えばどなたでも見ることができます。また、毎週日曜日と祝日の午後1時30分から2時間程度で、園内観察会というイベントも無料で実施中。普段は望遠鏡だけでしか見ることのできない保護区内を散策し、植物や鳥を間近から案内してもらえるイベントです。

都心で野鳥の姿を心行くまで観察できる貴重な行徳野鳥観察舎。これからは、たっぷりの緑と涼しげな水辺が気持ちいい季節です。これを機に、ご家族やお友達とぜひ訪れてみてくださいね。

千葉県行徳野鳥観察舎
〒272-0137 千葉県市川市福栄4-22-11
Tel 047-397-9046
(東西線南行徳駅からバス/首都高湾岸線浦安インターを降りて国道357号線を利用)
施設利用料:無料
開館時間、休館日は下記HPよりご確認ください。
行徳野鳥観察舎 利用案内

建物耐震診断
続いてやってきたのは、霞が関にある首都高本社です。東日本大震災をうけ、首都圏でも防災グッズの点検など危機管理意識が高まるなか、建物自体の耐震もぜひ見直しをしたいポイントです。特に道路は震災時の重要なライフラインですから、沿道の建物にはしっかり地震に耐えてもらいたいところ。そこで今回、首都高が実施している「建物耐震診断」というサービスにスポットをあててご紹介したいと思います。

技術部技術推進グループ課長代理の犬飼伸一さん
お話を伺うのは、技術部技術推進グループ課長代理の犬飼伸一さん。犬飼さんによれば、首都高は東京都が定める「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」で特定緊急輸送道路に指定される予定のため、沿道の建物は地震で崩れるなどして首都高をふさがないよう耐震化を強化しなければならないのだそうです。東京都は、平成27年度までに100%耐震化の実施を目指しているようです。

「こうした条例を受け首都高では、これまで高速道路の設計建築で培ってきた技術力、知識、情報を活かし、診断サービスを行うことにしました。具体的には、ご依頼いただいたビルやマンションオーナー様の所有する建物の構造的な解析を行い、震災時に安全性が確保できるかどうかを数値でお示しします。補強の必要がある場合は、詳細な耐震設計に進んで施行を行っていくという流れです」(犬飼さん)

なるほど。条例に該当する建築物は、診断や改修の際に助成もされるそう。官民一体となって震災に強い街づくりを進めていくわけですね。

志村PAの下にある志村管理施設
建物耐震診断サービスの内容がわかったところで、実際どんなふうに耐震化をするのか、施工例を見せていただくことにしました。向かったのは、志村PAの下にある志村管理施設です。パトカーなどの業務車両が走行するスロープの脇に、コンクリート製の柱と梁がありますが、どうやらここの耐震性が脆弱だった様子。

頑丈な鉄骨製のブレス(筋違)部分
そこで、頑丈な鉄骨製のブレス(筋違)を入れ固定することで強度を大幅にアップさせました。 実は、昭和56年5月以前に建てられた新築の建物は、古い耐震基準に沿っているため改善が必要なケースが多いそう。ここ志村管理施設が完成したのは昭和50年とのことなので、補修が終わって一安心ですね。

犬飼さんとサッシャ
特に今回の震災を受け、「お客様の引き合いも増えて、地震に対する関心がかなり高まっているのを感じる」と犬飼さんは言います。

「私たち首都高は、多くの道路とそれに付随する建物を建ててきているので、建築構造物に関する多くのノウハウを持っています。また、道路管理用の建物を長く管理してきたなかで、耐震設計、施工まで一貫して行ってきた実績もあります。首都高沿道にあるマンションやビルのオーナー様のほか、戸建てでも対象範囲なら助成対象に入ります。所有のビルや建物が緊急輸送道路沿道に入るのか、自治体の助成が受けられるのかなど、建物耐震診断全般に関する内容にも応じております。震災にしっかり備えるためにも、ぜひ一度ご相談ください」

サービスの提供は、都内に限らず、首都高営業範囲の神奈川県、千葉県、埼玉県でも実施しています。また、首都高沿道以外の場所でも対応しているので、問い合わせてみてくださいね。


お問い合わせ先
一級建築士事務所 首都高速道路株式会社
Tel 03-3539-9467
営業日 土日祝日、年末年始を除く平日
営業時間 9時~17時


今回の『東京slow style』、いかがでしたか?

千葉県行徳野鳥観察舎での様子や、首都高の建物耐震診断サービスのレポートは、ナビゲーターSaschaがお届けするインターネットラジオ『東京slow style Radio』でもお楽しみいただくことができます。
画像と音声を織り交ぜた楽しい番組です。ぜひご覧ください!

公式twitter( @tokyoslowstyle )も要チェック!取材中の生レポートのほか、次回の取材先のヒントなどもつぶやいていますのでぜひフォローしてくださいね。みなさまのオススメslow styleスポットのつぶやきもお待ちしています。

そして今回も、番組から視聴者・読者のみなさまにステキなプレゼントがあります。ふるってご応募ください。

≫今回のプレゼントはこちら!

次回の更新は2011年7月29日(金)です。どうぞお楽しみに!
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【今月のSLOW MUSIC】猫十字社 / 向日葵
今回、野鳥を見ましたが、関東にもまだこんな湿地が残っているのか~と思うばかりでした。

ケガをして保護された鳥が2羽、我々の取材の日に自然に戻され、飛んでゆく姿は「ずっと元気でいろよ~」と言いたくなる光景でした。行徳野鳥観察舎のスタッフの皆様のおかげで、野鳥も救われているのだなとつくづく思いました。

ところで、私ごとですが先日、下から首都高を眺めました。日本橋、レインボーブリッジ、(首都高ではないですが)東京ゲートブリッジ、スカイツリー、など名所を船から見ました。

日本橋です

東京ゲートブリッジ

とある橋脚下です

レインボーブリッジ

今話題のスカイツリー!

いつも見ている景色とは違うものだなーと感じました。

下から眺めるのもたまにはいいものですね。新たな観光になるか?と思いました。

東京slow styleスタッフ 岩崎
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9月22日、ドイツ生まれ。
ドイツ人の父、日本人の母の間に 生まれ、10歳で日本へ移住。
ジャンルを問わず大の音楽好き。
サッカーやモータースポーツ、ロードレース 、自転車まで幅広いスポーツ知識がある。