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寒かった冬から桜の季節を過ぎて、いよいよゴールデンウィークも目前。そして5月を過ぎれば、その後は一気に初夏の気分!といきたいところですが、実際は夏のように暑い日もあれば、冬に逆戻りしたみたいに肌寒い日もあったりと不安定だったりしますよね。そんな季節の変わり目は体調も崩れがちです。今回は「病院に行くまででもないけれど、ちょっと体調に不安があるな...」なんていう人にぴったりの場所。品川にある、世界でも初めてという「漢方ライフスタイル」の提案をしている複合施設「ニホンドウ漢方ミュージアム」で、漢方のアレコレを伺います。
そして後半は、今まさに工事真っ最中の大橋ジャンクション、中央環状品川線と中央環状新宿線との連結現場にお邪魔します。番組でも以前、この路線工事のスタート地点である大井ジャンクション付近での様子をお伝えしましたが、あれからグングン工事も進んで、いよいよ最終地点にやってきているようなんです。完成間近の様子をしっかりとレポートします!
恒例の番組プレゼントもありますので、最後までごゆっくりどうぞ!

ニホンドウ漢方ミュージアムは、品川駅高輪口から徒歩5分。とてもわかりやすい場所にあります。最初にご案内するのは、ミュージアム内にある「漢方ギャラリー」。ギャラリーに入るとまず、中央にある丸いテーブルが目を引きます。これは漢方の考え方の基本ともなっている「五行説(ごぎょうせつ)」を解説したもので、万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの元素から成り立っているという考え方のもと、季節・色・身体の臓腑・部位・感情などが、それぞれがどこに当てはまるかをわかりやすく表した配当図になっているんです。たとえばこの時期、春は「木」に属します。また風や青いもの、酸味のあるものなども同じ要素に入ります。そしてこれらは私たちのカラダの筋肉や爪、目、胆道、肝臓、そして怒りの感情などに影響するのだそう。こうした変化や作用のバランスを上手にとるお手伝いをしてくれるのが、漢方で用いる生薬。生薬も五行それぞれに分類されていて、それらをどう組み合わせると効果的かといったことを、ここ漢方ギャラリーでは教えてくれています。

漢方ギャラリーの奥には、生薬の原物がずらりと並んだ展示スペースもあります。画像は「蝉退(せんたい)」という生薬。これはナント、蝉の抜け殻!五行では「土」に属していて、「風邪(ふうじゃ)」を落ち着けるポピュラーな生薬のひとつなんだそうですよ。皮膚の痒みやアトピー性皮膚炎などに用いることが多いと言います。

こちらの白い石けんのような塊は「茯苓(ぶくりょう)」といって、ご存知サルノコシカケ科のキノコ。これも「土」に属していて、水の巡りの改善を期待できるため、むくみや食欲不振などに用いることが多いと言います。こうやって一つひとつ生薬を見ていくと、身近にある自然界のものがすべて「宝」のように感じてくるから不思議ですね!

漢方ギャラリーをご案内くださったのは、漢方スクール講師で薬剤師でもある、齋藤友香里さん。「自然界には約3,000種類ほどの生薬があります。カラダのバランスを整えるために、それらの中から季節や体調にピッタリ合うものを選んで、上手に日常に取り入れていただきたいですね。展示物を見ていただくほか、様々な講座も開催していますので、漢方ライフスタイルの基礎を学ぶ場としてぜひ活用してください」

続いては「漢方ブティック」です。ここでは健康茶や食材、自然派化粧品、サプリメントなど、漢方ライフに取り入れやすい様々な商品を取り扱っているほか、普段気になる体調不良や肌トラブルなどの悩みを相談できる「漢方相談」スペースも完備されています。さっそくサッシャも相談してみることに...今回、担当してくださったのは、相談員で薬剤師の河野ゆかりさんです。

まずは問診表のようなものに記載されている、体調に関する質問事項にそって答えていきます。次に、その内容に合わせてカラダのチェック。といっても、西洋医学のように聴診器を使ったりはしません。舌をベーッと出して体の状態を見るんです。河野さんによれば、サッシャの舌は舌先が少し広がり厚みが出ていて、しかもうっすら赤みがかっているそう。これは睡眠不足やストレスによる疲れが原因だといいます。忙しいナビゲーターの仕事がら、生活もどうしても不規則になりがち。それがバッチリ出てしまっているようですね。

次に、血圧とともに血流も測定できる機械で血の巡りを確認します。サッシャの測定結果は...さすが、普段から自転車で鍛えているだけのことはあって、 血圧も心負担も理想的な数値。血流の状態を表すタイプも、ベストといわれる「スワン型」を描いています。血流のタイプは、大きく分けて7つ。「正常」のスワン型と、「血行過剰タイプ」の双峰型と台形型、「不整タイプ」の不整型、「血行不良タイプ」の乏血型・平坦型・b型。「血行過剰タイプ」は高血圧や心疾患、脳卒中が、「血行不良タイプ」は貧血や体力低下、肥満、体力低下、神経性の食欲不振などが心配されます。今の自分の状態をよく知って、適切なライフスタイルを送るよう心がけたいところです。
ちなみにこの日、収録で伺ったスタッフもはかってみたところ、スワン型もいましたが、乏血型がいたり双峰型がいたりとバラバラ。現代人が健康を維持していくことの難しさを実感しました。今度じっくり漢方相談を受ける必要があるかもしれませんね!

スワン型の血流を描いたサッシャ。ただ、河野さんがよく見ると、グラフの下のほうが欠けていて、理想的な形には少し足りないことが判明。「この部分はカラダの"腎"にあたります。生命力を司る大切な臓器なので、黒い食材を意識的に摂って機能を向上させてあげましょう」とアドバイスをしてくれました。具体的には、キクラゲやひじき、海苔など、見た目が黒いものが良いといいます。でも今回は、ニホンドウ漢方ミュージアムでも販売している生薬「霊芝」を濃縮させたドリンクをいただくことに...。1日5cc程度を、そのまま、もしくは水で薄めるなどして摂取します。さっそくサッシャもトライ!が、「良薬口に苦し」とはよく言ったもので、これがすごく苦い!!身をよじらせながら頑張って飲みました。河野さんによると「苦味を感じると内臓が元気に働くようになります。日常生活において苦味は適度に感じたほうがいいんですよ。これも最初は苦いですが、飲み続けるとだんだんと慣れてきます」とのこと。そういえば、代謝がおちて老廃物を溜め込みがちな冬を過ぎたこの季節は、フキノトウやタラの芽など、苦い食べ物が多いような気がします。カラダと自然のサイクルはちゃんと合致しているということなんですね。勉強になります!自分でも知らないカラダのことが次々とわかってしまうこの漢方相談は、相談後に漢方薬やお茶などを購入する場合は別途代金がかかりますが、相談自体はナント無料です。みなさんもぜひお試しあれ!

苦~い霊芝のあとは、舌も喜ぶ薬膳料理です。ニホンドウ漢方ミュージアムには、和漢食材や有機・無農薬野菜などを使った料理を提供する薬膳レストラン「10ZEN(ジュウゼン)」が併設されています。漢方ギャラリーや漢方ブティックでカラダや生薬に関する知識を得たあとに、10ZENで和漢食材たっぷりのお料理をいただけば効果倍増!実際、「この食材は血の巡りを良くしてくれるんだっけな」とか「これを食べたら冷えが少しよくなるかも」などと頭でも考えながら食べると、吸収力や効果がアップすると言われているんだそうですよ。今回いただいたお料理は、10ZENのメニューの中でも男性に一番人気の「毒素排出スープランチ」です。野菜が中心ですが、柔らかくコクのある上質な豚肉あり、ポテトサラダやお漬物といった副菜ありの、男性も満足な内容です。スープは薬膳鶏としても名高い烏骨鶏をベースに、新陳代謝を高める唐辛子やシナモン、八角、肝機能を強化するウコンなどで仕立てられた、とても深い味。テーブルで火を入れてもらったスープで野菜やお肉を温めて、いただきます。

10ZENではこのほか、女性に人気の「美肌スープランチ」や「薬膳カレー」、烏骨鶏スープでつくる上品な味の「薬膳フォー」などのメニューも充実していて、平日でもお昼にはすぐにいっぱいになってしまうそうです。それも納得。実はスタッフも思い思いのメニューでお昼をいただいたのですが、どれも絶品なのです。薬膳チキンカレーを食べたスタッフは、「薬膳というと効能が第一で、味は多少目をつぶらないといけないのかと思っていたけれど、今まで食べたカレーのなかで一番を付けられるくらいにおいしい!」と大絶賛していました。今回、薬膳メニューについてお話を伺ったのは、10ZEN店長の黒川さん。皆さんも来店の際には、いろいろと薬効について訊ねてみてくださいね。

「漢方」というと難しく考えてしまう人が多いかもしれませんが、よくよく知れば日常的に食べている食材だったり、自然界にある物質だったりと、意外と身近なものばかり。しかもそれを食事やお茶などの形で毎日の暮らしに取り入れるだけで、カラダの調子を整える手伝いをしてくれるというスグレモノです。ニホンドウ漢方ミュージアムは、そんな漢方を上手に活用するための知識や商品を楽しくわかりやすく伝えてくれています。
最後に、充実した同ミュージアムの広報を担当している戸枝浩美さんにもお話を伺いました。「体調がすぐれない時に相談に訪れていただくのももちろんですが、体調に特に不安がない方も、その良い状態を維持するためにぜひ利用してみてください。今日ご紹介した以外に、漢方養生指導士などの資格を取得できる様々なスクールやワンデイセミナーもあるので、あわせて活用していただくと、より漢方への理解が深まると思います」
忙しい毎日、こんなふうに体と向き合う時間をつくることは大切なことかもしれません。皆さんもぜひ、ニホンドウ漢方ミュージアムを訪れて元気で楽しい毎日を過ごしてくださいね!
ニホンドウ漢方ミュージアム
東京都港区高輪3-25-29 前川ビル1F
TEL:03-5420-4193
公式サイトURL
http://www.nihondo.co.jp/shop/museum/
※無休。オープン時間やアクセスなどは上記HPでご確認ください。
東京都港区高輪3-25-29 前川ビル1F
TEL:03-5420-4193
公式サイトURL
http://www.nihondo.co.jp/shop/museum/
※無休。オープン時間やアクセスなどは上記HPでご確認ください。

続いて訪れたのは、番組でもおなじみの大橋ジャンクションです。大橋ジャンクションといえば、既に中央環状新宿線と3号渋谷線とを結んで2010年3月に開通し、高速道路ネットワークをグンと向上させてくれていることは皆さんもご存知のとおり。でも今後は、現在工事中の大井ジャンクションから延びる全長約9.4kmの首都高トンネル「中央環状品川線」ともつながって、もっともっと便利になるんです。今回はその中央環状品川線との連結部分、全長500mほどの「中央環状品川線大橋連結路工事」の現場にお邪魔します。詳しいお話を、首都高速道路株式会社 東京建設局 大橋建設事務所 課長代理の中西禎之さんに伺いながら現場に向かいましょう!
画像左は大橋ジャンクションの概要図、右は中央環状線品川線の完成予想図です。※画像をクリックすると拡大します。

現場へは、国道246号線沿いに造られた開口部から。この開口部は工事終了後もそのまま残り、ジャンクション内で事故などの非常事態が起きた際に、緊急車両が出入りする場所として活用されるそうですよ。

少し進むと、歩いてきた床面と天井にそれぞれ大きな穴が空いているのを発見。穴はサイズや位置が上下でピッタリ合っていて、まるで天井から地下へ何かが移動するための穴のように見えますが、中西さん、これは?「シールドマシンの部品を搬入するための立坑です。下に見える地下空間は大井方面からの渡り線、天井の上に見える空間は逆に大井方面への渡り線です。つまり将来、品川線との行き来をする車が地下と天井の上の部分を走ることになるわけです。空いている穴は最後にはきれいに塞ぎ、今いるこの空間は換気空間として利用します」

工事用に組まれた足場をのぼり、連結トンネルの上層部、大井方面への渡り線にやってきました。ここから、既にシールドマシンで掘り進められた連結路の最終地点まで500mほど歩きます。

500mなのであっという間に到着!シールドマシンの先端部分が見えてきました。でもよく見ると、シールドマシンの周りに足場が組まれています。中西さんによると「連結部分はここで終わりなので、シールドマシンを解体しています」とのことですが、連結が終わるというのに、肝心の品川線の姿はどこにも見えませんよね? 実は、画像のトンネル部分の左側、ほんの50cmのところに並行して、今見えているよりももっと大きな断面の品川線の本線があるんです!こんなに巨大な構造物同士の間がたったの50cmなんて、その土木の技術力にまず驚いてしまうところです。
「トンネルの外壁を見ると、天井中央あたりから右には白い塗装がしてあるのに対して、左側は無塗装の黒いままになっていることに気づくと思います。このあと無塗装の部分の壁を壊して、左側に走る品川線とつなぎます。非開削切開き工法といって、工期が短くて済むため施工に伴う交通渋滞や沿道環境への影響を小さく抑えることができるメリットがあります」(中西さん)

続いては、開口部までまた500m引き返し、さらに地下へ。先に掘削を終えて路面工事などが着々と進んでいる大井方面からの渡り線にやってきました。トンネルのこうした断面を見る機会はなかなかありません。ガンガン車が走るトンネルの路面の下は、こんなふうになっているんですね~。ちなみに、地上からの深さは約50m。17~18階建てのビルがすっぽり入る深さです。

500m進んで、大井方面からの渡り線先端までやってきました。シールドマシンの解体・撤去も終わり、中央の掘削穴もしっかりと鉄骨等で蓋がされています。全体に薄緑に見えるこの鉄の塊はシールドマシンの外側部分。甲殻類でいう抜け殻のようなもので、このまま本体構造の一部として一緒に埋めてしまうのだそうですよ!

大橋連結路工事が終了し、中央環状品川線が大橋ジャンクションと連結するのは平成25年度末。待ち遠しい限りですが、開通すると具体的にどのようなメリットが私たちドライバーに生まれるのでしょうか。
「中央環状品川線は、都心環状線の外側を走るもうひとつの環状線として新たなルート選択の可能性を増やすことにつながります。たとえば、羽田空港をおりた人が都心にアクセスする場合、従来なら湾岸線を通りレインボーブリッジから入ってくるルートが考えられますが、そこが渋滞の場合は中央環状品川線を使って新宿や渋谷へのアクセスができるようになります。貨物運搬にも寄与するはずですよ」
わざわざ都心の中心部まで入り込まずとも迂回できるルートが増えるということですね。それはうれしい!まさに、都心の大動脈の一端を担う工事といえそうです。完成まであと2年ほどありますが、安全に気を付けて頑張ってください!
「ニホンドウ漢方ミュージアム」での様子や中央環状線品川線大橋連結路工事のレポートは、ナビゲーター・サッシャがお届けするインターネットラジオ『東京slow style Radio』でもお楽しみいただけます(本ページ上部の「いますぐ番組を聴く」のボタンをクリック!)。画像と音声を織り交ぜた楽しい番組です。ぜひご利用ください!
そして今回も、番組から視聴者・読者のみなさまにステキなプレゼントがあります。ふるってご応募ください。
≫今回のプレゼントはこちら!
次回の更新は2012年5月25日(金)です。どうぞお楽しみに! 【今月のSLOW MUSIC】SPARKLING☆CHERRY / ただ一歩踏み出せばいい










